インターネットでの副業は男に限らず女性に限らず性別関係なしに行うことができるというのが利点である。
では、ネット副業に果たして男と女性の差はあるのかということであるが、たとえば、全体的に男のほうが興味を持っている分野の情報提供やクラウドソーシングにおいては、男のほうが有利であり男がネット副業をする際においてもその分野を中心にやれば、競争は激しいものの一定の成果をあげることはできる。
またそれは女性においても同様のことであり、この点においては性別の差は存在しないと言える。
では、ライフスタイルの面でみればどうであろうか。全体的に女性の方が労働時間が少ない傾向にあるため、労働時間面でいえば女性の方がネット副業をする時間的余裕は多そうに見える。しかし、既婚者の場合には出産や育児などといった別の負担が多くかかってくるため、トータルの時間でいえばこれも性別差はそれほど存在しないということになる。
性別・既婚・未婚・労働形態によって、土日のほうを中心に副業するか平日のほうを中心に副業するか、というのもさまざまなケースがあるため、性別というよりは自分のライフスタイルに合ったネット副業スタンスをとることのほうが重要であったりもする。
性別によるインターネットとの相性という面でみればどうであろうか。かつてのインターネット草創期の時代には、利用者のほとんどが男であったということもありこの点でいえば有利に思える。しかし現在では女性のインターネット利用者も激増しており、性別に関係なく、抵抗なくインターネットを利用しているという推測ができる。
こういった時代においてはインターネットの相性という点でも性別差はあまり関係なくなったと言える。むしろインターネットとの相性は世代的な差や個人的な差のほうがまだ大きいとも言えるのである。では本質的にネット副業に合っているのはどちらの性別なのかということであるが、これも多方面でさまざまな推論があり未だに結論は出ていない。
体力的な問題、精神的な問題、性格的な問題、知識的な問題、行動的な問題、どれ一つをとってもどちらの性別がネット副業に有利かどうかという決め手になるものはないのである。
これらのことを総合してあえて結論づけるならば、ネット副業に男と女性の差はあまりないという結論になる。ただし、性別差は少ないと言っても個人差はそれなりにあると言えそうなので、性別という集合体的な面でとらえるよりも、個人の能力的な部分で考えたほうがよいということも言えそうである。