教員は「地方公務員法」によって、「任命権者の許可を受けなければ、営利目的の私企業を営んだり、給与を得るような仕事に従事してはいけない」のだ。
つまり、教員をはじめとする、地方公務員の「副業禁止」である。
なぜ、公務員が副業をしてはいけないかというと、「公務員としての仕事に影響が出てはいけないから」である。
しかし、私の教員仲間には「マンション経営」を行っていたり、夏季休暇や冬季休暇に、水泳やスキーの指導員のアルバイトで、収入を得ている人がたくさんいるのも事実である。
また、昨年退職した先輩教員は、再就職する同僚をしり目に、悠々自適の生活をスタートさせている。
これもまた、年金以外での副収入があるからということだった。
私が調べたところによると、「5棟10室以内の不動産賃貸経営は、管理を委託すれば許可が受けやすい」とある。
地方公務員法の冒頭、「任命権者の許可」があれば、公務員でも可能な副業があるのだ。
しかし、そんな財産を持てるのは一部の恵まれた人に限られる。
そもそも、そんな人にとっては「副業」というよりも、「財産」という感覚のほうがしっくりくるようだ。
ただし、不動産や株などの財産がなくても、お小遣い程度をささやかに稼ぐ副業はある。
それが、私が行っている「ネット副業」である。
ネット副業とは、名前の通り、インターネットを使って稼ぐ「副業」である。
私自身は、「覆面調査」と、「ネットオークション」を行って稼いでいる。
覆面調査とは、飲食店などに客を装って来店し、その店のサービスなどをチェックして、報告書を作成する仕事である。
接客態度や料理の味、店内の清潔さなどを、一定の基準に沿って評価する仕事は、無料や格安で食事やサービスが体験でき、報酬までもらえるのでお勧めである。
ネットオークションのように、出品する「モノ」が必要ないので、長く続けることが可能だ。
複数の会社に登録すれば、それだけ仕事も多くなり、毎月安定した収入になる。
このネット副業は、空いた時間に自分の都合に合わせて稼ぐことができる点がいいところだ。
組織や時間に縛られることなく、また、税金の申告も必要ないので、働いた分がソックリ収入になるのが嬉しい。
私は、この覆面調査だけで月3万円以上稼いでいる。
特にファーストフード店の覆面調査は、タダで食事をして、お店の簡単な評価をするだけなので気軽である。
こうした店は店舗数も多いので、仕事に困ることもない。
これに、ネットオークションの収入を加えると、月に5万円から10万円になることも少なくない。
このように、探せば公務員でも可能な副業はあるのだ。